2025年12月1日月曜日

文学フリマ東京41参加しました

 ずいぶん遅くなりましたが、2025年11月23日(祝)、文学フリマ東京41@ビッグサイトに参加した感想を書きます。

実は去年の冬の文フリ東京は思い切り熱を出して不参加、そして今年の春の文フリはセブ島留学と文フリが重なってしまい、友人に売り子をお願いしてブース出店、なので1年半ぶりくらいの文フリ参加となりました。おまけに場所も国際展示場からビッグサイト・・・浜松町から羽田行きのモノレールに乗っていたのが、新橋からのゆりかもめ・・ビッグサイトというところには初めて足を運んだのですがデカくてびっくり!そして入場料1000円という規模にもびっくり!逆に私の知人などはビッグサイトなら出店しない・・・と言っていたその理由もわかる気がしなくもないとも思いました。それこそ人が多くて疲れてしまうと私も思いました。しかし一度くらいビッグサイトを経験してもいいだろうと思い参加しました。

ゆりかもめの東京ビッグサイト駅から目の前なのに、広い会場で自分のブースに行き着くまで一苦労でしたが、お隣は、ひとり出版社の人々舎の編集の方、かつてなく隣のブースとの交流ができたのも嬉しい経験でした。

12時になんとかブースを整えて一人店子をしていて気づいたこととしては、「席を空けられない・・・・!」それゆえほとんど本を買うことができず。これは準備段階でお目当ての本をきちんと見つけておかないと席を立つタイミングを失うということが1人店子の発見でした。

いつもそうですが、今回も印象的なお客さんは何人も現れ、私にとっての文フリは本を販売したいのもさることながら、人との出会にあるのかしら、と思いました。


さて、そんな中で贈呈いただいた本がほとんどになりますが、今回入手した本の感想に移ります。


西森路代著「伏線と回収の日々」

ほぼ同世代の西森さんの香港映画との出会いと東京の日々が描かれています。西森さんとは折々映画など観に行くのをご一緒したり、イベントなどでトークをお願いしたりしていますが、ちょうど私が大学〜大学院に進んでいた時代に西森さんは香港にハマり、東京への足がかかりを見出された...西森さんとは、変な言い方ですが、日本がこんなに貧しく、歪んでなかったら直接お会いしてなかったかもしれない・・・となんとなく思う時があります。仕事熱心でとことん好きな俳優や作品にのめり込み、最新の情報もチェックしている西森さん、哲学と宗教思想と文学にハマって、おおよそ流行を知らず、社会への呪詛と左翼心もかかさぬ私...そういう二人が時々会って話す関係性になるのは、なんとも不思議なものです。

さて、お次は"フェミニズム(とっくに)はじめてました"編 どこから舎

このジンが私にとって貴重なのはマザコンの夫を持つ女性とか、息子を持つ女性(ジンではこの二人はそれぞれ別の人だが、マザコンの夫を持つ女性が、息子をマザコンにしていく構造は平安時代の蜻蛉日記から連綿と語られているテーマだ)がフェミニズムと向き合う点である。

もちろんそういう本はあったけど、とうとうジンとして見るとあらためて感慨深い。


さてお次は"POLYAMORY WEEK 2025 恋人はひとり、じゃなくてもいい"

こちらはわたしがポリアモリーウィークでオンライン講演をした際の内容を収録したものである。

基本"恋人はひとりも いなくてもいい"みたいな人生を長く過ごしてきた者として、ポリアモリーなライフスタイルの人は他者である、が、"婚姻制度"というものから考えると、どちらにしてもはみ出した立場だ。とにかく個人のライフスタイルを国家によってランクづけし、男女の婚姻関係を特権化させる側面を持つ婚姻制度ってなんなの?という話をさせてもらいました!

さて今回ブースが隣同士となった人々舎の樋口聡さんの"生きることのはじまりと、わたしたちのはじまり"

劇団態変の金満里さんや写真家のインベカヲリ⭐︎さんの本を編集されていて、近年になくブースでのやり取りができ、本も買わせていただきました!ミロコマチコさん(ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだの絵を描いてくださった画家)の絵の本を出されてたり、なんとなく共通項も多く、本を出すとは何かを考えさせられました。


文フリが大きくなったからこそ、かつて関わってこなかった人も関わってくるし、いろんな思いが交錯されてると後で見聞きしました。

2009年あたりのちっさい会場の時代から参加してる身とすると...主催をコツコツ続けていく人の底力に感謝をしたくなります。私には出来ない技です。基本マイナーな左翼のフェミニストであり、(おそらく異端の)カトリックというアイデンティティを持っているので、そんな私が関わり続けるものがこんな大きくなるとは、とも驚いてますが、こんな人間も参加できるあたりもまた大きくなる秘訣なのかもしれません。

今もめちゃくちゃ売れてるわけではないですが、それでも単著など一つもなく同人誌フリーターズフリーのみが自分の作品の頃から今に至るまで、文フリに出展し続けてることで見えてくるものがあります。

私にとって、文フリはおそらく本を介して、ブースを介して、場を介して人と出会う場所なんだなと思います。今回もいろいろな人に会いました。それをただ、まずは大事にすることで、無理矢理にでもこの社会を変える糸口にさせたい。そう思ってます。






次回文フリ相変わらずぼちぼちと参加しようと思います!

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