2019年4月11日木曜日

就職氷河期世代の集中「支援」(への疑義)

いくつかのメーリスに投稿した内容ですが(そしてフェイスブックでも細切れにニュースを紹介していますが)、まとめてありますので、こちらにアップさせていただきます。

(ここから)
まずこの記事を読んで驚きました。
「ひきこもり多い氷河期世代 『生活保護入り早期対応』」
https://eur02.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.sankeibiz.jp%2Fsmp%2Fworkstyle%2Fnews%2F190411%2Fecd1904110600003-s1.htm%3Ffbclid%3DIwAR0TL_m1KW0gF87RjzJKnGjh0lXsx7y83zXNWd5rfJiD5wycPIooffgEiQU&data=02%7C01%7C%7Ce5a4b45637654b68a97f08d6be6d888d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636905774982292651&sdata=WiZ99T7gAcsUNGP8Jk%2FIU8tnnl4obN32nScx8RPq%2Bc4%3D&reserved=0

生活保護を"転落"って書くのもそもそもどうかと思いますし、かつて"若者就職支援"って失敗したから今があるのでは。
労働環境の劣化、ハラスメントの横行などの職場の改善もないままにうまくいくのか。
正直、ずっと仕事から離れてた人を受け止める力が今の職場にどれだけあるか。
このままだと、また就職支援する側だけが小金を得て(それも充分でなくて!)仕事に就こうとした側の徒労に終わるのではないかと思います。
ひきこもる就職氷河期世代。ひきこもり100万人時代、中心は40代。家族が苦悩する「お金問題」

https://eur02.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fheadlines.yahoo.co.jp%2Fhl%3Fa%3D20190411-00010002-binsiderl-soci&data=02%7C01%7C%7Ce5a4b45637654b68a97f08d6be6d888d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636905774982292651&sdata=fHgFUx7Dzq3t89jpvaPDnN6yhturrC7SAVMGTSEsnZs%3D&reserved=0」

の記事にもあるように、お金の問題がまさに核心ですが、「生活保護を受けさせないために、就労支援」はあまりにも
現状を知らなさすぎると思います。政府予算の都合で(生保予算をケチるために)
就労支援をするとはスジがずれてるではないでしょうか。

正社員なのに低賃金層拡大 何年勤めても給料上がらない(東京新聞 2019年4月9日)

https://eur03.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.tokyo-np.co.jp%2Fs%2Farticle%2F2019040990070308.html%3Fref%3Dhourly&data=
02%7C01%7C%7Cd71288e7fb55479d931008d6be6267e3%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636905727200845824&sdata=ETcJfm0T7Ts4ttVnJUvN6%2BeEK%2Fpu0t7nOV%2BsA0KFCp8%3D&reserved=0




という状況だとしたら、万が一就労支援が上手く言っても、結果的には年金額も低く、年金だけの生活は難しく生活保護との併用をするのが多くの人の未来なのではないでしょうか?

どうやらこの資料が「就職氷河期世代就職実現総合プラン」に関する資料のようです。
「就職氷河期世代就職実現総合プラン」に関する厚労省の資料。
「人的資本投資について 人材開発・労働移動・就職氷河期世代対策」
https://eur02.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww5.cao.go.jp%2Fkeizai-shimon%2Fkaigi%2Fminutes%2F2019%2F0410%2Fshiryo_04.pdf%3Ffbclid%3DIwAR2cI_71rPjFJKAcfn7vX5AZRQp1Bzdu4sduNozyz1tqRLKkP_1YcU7W194&data=02%7C01%7C%7Ce5a4b45637654b68a97f08d6be6d888d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C636905774982302656&sdata=a%2BHuQ3H6qgbqP%2FvV8s3VzIso95qQs5S%2BaZ%2BARhzUUC4%3D&reserved=0
ざっと見た限りでは当事者ではなく、「支援者」にお金(しかも小金)がいく枠組のように思えます。しかしその枠組みではもう遅いのではないでしょうか?
また、やたら就労させる努力ばかりで、労働環境の改善、例えばピリピリした人間関係やハラスメントをどうするか、なんて話は全く資料には出てきません。
さらに違う資料があればご教示いただけたら幸いです。